2017年8月26日土曜日

20170825

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遅い夏がやってきた。37℃の温度計を凝視して、目のほうが先に溶けていく。どろどろ。


朝起きたら、顔を洗うようなテンションでシャワーを浴びて汗を流す、そうしないと、もう何もはじまらないという季節だ。
それが2日続いて、なんだか井上もわたしもグロッキーになっている。暑すぎるのか少しだけ2人とも気が立っていて、ちょっとうまくいかない。そういうときももちろんある、ふつうだ。

また、そのいやなかんじを受けるたびにシャワーを浴びる。ほとんど水のようなのを。

一昨日、クジラのいる海水浴場に行こうということになった。
これは今年の夏の目標のひとつだったんだけど、8月に入ってからあんまり日差しもささないし、気温も上がりきらなくて、なんとなく行かずじまいになっていたもの。
3日ほど急に暑くなったので、これがチャンスだ!とばかりに行ってみたら、なんとまぁ、もう海水浴場としての営業は終わっていて、クジラがいないどころか、入り口にロープまで張られている。
がっくりはがっくりだけど、わたしたちはこういうのぜんぜん平気だから、海岸線を気持ちよく走り、スーパーを3軒楽しくはしごして、行ったことのないところへ行って楽しんだ。

それにしても、那智のコープと、佐野のコープランティスの素晴らしさよ。どちらも、土地に似合わないちょっとおしゃれな雰囲気で、輸入食品なんかもけっこう置いてある。しかも、そういうものが売れないのか、カットのチーズなんか、かなり値引きされてたりして。暑すぎて躊躇して買わなかったことをいまさら後悔している。
ランティスでは、中にあるパン屋さんで、おいしいパンを買い、併設の小さなカフェコーナーでおいしく食べた。那智にあるパン屋さんが出店しているそうなんだけど、パンがとても安いのに、具がどれもずっしりたっぷり入ってなんともぜいたく。パンはやわらかめで、ちょっと田舎っぽい味なのもまたとてもいい。併設の厨房で作っている蒸しパンとかもおいてあり、ここはすっかりわたしたちのお気に入りとなった。

そしてこのへんは、わたしたちの間で別名「魔法の街」と呼ばれている。なぜなら、中央に位置する交差点周辺が、なんだかファンシーでメルヘンだから。

その交差点から、佐野の山手、鉢伏のほうへ、はじめてバイクで行ってみる。そこは、なんだかびっくりするくらい高級住宅街の様相を呈していて、いったい自分たちがいまどこいいるのかさっぱりわからなくなる。
地方都市の、けっこういいところの街、という感じで、ちょっとしゃれたイタリアンや、ケーキ屋さんなどが、大きな家々の間にぽつんぽつんとあり、奥の高台には、大きくて新しい病院がどーんと立っている。本当にここは新宮なのか?

いつもの街も、一本入れば別世界になる、ということがままある。それは距離関係なしに旅、という感じ。


さいきん、わたしはいろいろなことを考える。
そして思考が先細りして、やりたいことはいろいろあるけど、そのどれもがかなわないような気がして気がめいってしまうのだ。
これはきっと、少しずつ仕事にもなれてきたということなんだろうと思う。もう少しできるはず、と思うようになってきたからこそなんだろうな。

わたしはわたしのちからを持て余す。持て余すうちにそれはむしろダメージになってわたしを消耗させるのだ。
そういうときわたしはひと月ほどどこかに消えてしまいたいような気持になる。でも、そういうことをするとひと月後にいる場所がなくなってしまうので、もちろんそんなことはできないんだけど。

でも、こういう気持ちって、きっとほとんどのひとがもっているんだろうな、としみじみ思う。でも、毎日やるべきことをやって暮らしている。なんかすごく業が深く、めまいがするような心地。
ものすごいツライ!とか悲しい!とかじゃないから始末に負えないのだ。

暑すぎるのが過ぎたらきっとまた元気になる。

netflixで引き続きみてるシャーロックが死ぬほどおもしろいので、ぜひみんなチェックしてみてください。
それでは、おやすみなさい、朝だけど。

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