自家製ベリーのチーズケーキタルト

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ぼんやりと頭が重い。
下まぶたを、べろんとめくってみると真っ白になっている。どうやら、貧血みたい。
あ、そうだ。と思い出し、冷凍庫に眠っている、けっこう前にまとめてつくっておいたレバーペーストを出してきて、冷蔵庫で解凍しておいたものを、1日、ちょっとずつつまんで食べる。




井上は、大好きなあまちゃこ（甘いカフェオレ）を飲むのも忘れて、PCに張り付いてずっと作業をしている。
そのかたわら、わたしはわたしでケーキ作り。

きのう、作っておいた、くるみ入りビスケットを砕いて固めた土台に、レアチーズケーキの生地を流し込み、冷やしておく。
さくらんぼジャムで作った少量のゼリーを型抜き、しようとしたけどうまくいかず、結局、クラッシュして使うことに。うーん、残念。アガーとゼラチンをダブルで多めに使えばなんとかできそうなので、これは次回に持ち越し事項。

ゼリーは、クエン酸などで味を整えたので、さっぱりと酸味が効いて、ゼリーだけでもおいしいものになった。
レアチーズケーキの表面全体に、薄く、さくらんぼの果汁を希釈した薄ピンク色のゼリーを流し、その上にクラッシュゼリーを花形に流す。
さくらんぼだから、さくらの形にしたかったのだけど、全然さくらとはわからないなぁ。

いちごも、毎日ちいさめだけど５〜１０粒くらいとれている。草いちごもちょこちょこ。そういうちょっとしたベリー類をあしらって、おいしいケーキになった。

夕方からふたりで、ベッドに戻り、うとうととする。
雨音が心地よいし、畑仕事もできないときの、ゆったりとした特別な時間。だから、こちらにきてから、雨はとても好きになった。
お互いのてのひらに、文字を書いてあてるゲームをやった。井上は、ひらがなの「か」がわからず苦戦して、とても愛らしかった。
漢字になるとお互いぜんぜんわからなくて、一気にまぶたが重くなってきた。

昼寝というには長い時間寝てしまい、起きてからしっかり冷えたケーキを切って食べる。
うーん、おいしい。
クリームチーズとヨーグルトと安いホイップで作ったけれど、とても贅沢。１ピースちょっと分くらいのお金で、１ホールできるので、とってもお得な気分。

これから、ばあちゃんの家にテレビを見に行く。雨だけど、負けない。
なんか、豪華客船で世界１周したり、ドローンですごい景色を撮りながら世界一周したり、部族を訪ねながら世界１周したりするバラエティ。おもしろいです。わたしも、すっかり豪華客船で旅に出たくなってしまっている。

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